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当組合前理事長 田中慧一郎様の挨拶
(60周年記念誌より抜粋)

        終わりなき駅傅競争にたとえて

 東京糧食機協同組合が六十周年を迎えられた事を心より御慶び申し上げますと共に、今后の更なる御活躍を御期待致します。

 昭和二十一年に発足しました東京糧食機協同組合は飯田現理事長を含めて、九名の歴代理事長の下に、個性ある協同組合として、その時その時代にふさわしい運営がなされて参りました。
 振り返ってその歩みの中で思うことは、恰も終わりなき駅傅競争を思い浮かべるものがあります。

 初代理事長は終戦直後、焼土と化し、物資も乏しい、疲弊した社会の中で食品に関係のある機械や器具、そして資材を販売し、製造する東京は下町の仲間を集めて、その名も糧食機と名付け、窮乏する食糧に何等かの形で、寄与関連する協同組合として、一粒の種として、困乱した世相を土壌に育ち始めました。

 創業期から黎明期へと成長の努力と汗のにじんだ襷は、二代目に渡されて、いよいよ終わりなき駅傅競争が始まりました。
 あの箱根の山を目指して、次から次へと襷を渡していた走る学生にも似て、一心不乱に努力された歴代の理事長は、政治に振り廻されず、経済に踊らされず、社会の変化に反應しつつ、下町の伝統と個性を、時代に合わせてアレンジしながら、その時代時代に相応した舵取りをして、努力と汗の滲んだ襷を、間違いなく次世代へ渡して来ました。

 新春を寿ぐ、大学生による箱根駅傅競争を見る度に、私は勝負は別にして、一区間一区間を走る学生(東京糧食機協同組合の理事長と仮想し)沿道の大勢の応援(お客様や組合員と見直し)と、息の合った情景を見る度に、糧食機も全く同じだなぁと思わずにはいられません。
 この伝統ある終わりなき駅傅を、当社もその一員として守り続けなくてはならないと思います。
 御祝辞の言葉と思いつつも、誓いの言葉になりました事をお許し頂きたいと思います。

                                           (川島製作所元相談役)
東京糧食機工業協同組合は、5月27日東京・上野のホテルパークサイドで創立60周年記念式典および祝賀会を開催いたしました。
以下「パンニュース社」と「お菓子ネットワーク社」の記事を掲載させていただきます。 
 
2005年6月15日付 パンニュース紙より

 東京糧食機工業協同組合の創立60周年記念式典は、清野秀昭氏(レオン自動機営業管理課課長補佐)の司会で、記念式典実行委員長の青木義昇副理事長(日本工業刃物社長)が開会のあいさつ。物故組合員に黙祷を捧げたあと、飯田一理事長が関係各位に謝意を表し、組合の歴史を振り返り、次のように式辞を述べた。

「東京下町の祭りにたとえるなら、私どもの組合は独自にみこしを出す(展示会を主催する)ことはなかったが、組合員が知恵と汗を絞った機械を様々な機械展示会に協力、出展してきた。つまり大きなみこしをかつがせてもらった。60周年を契機に、組合を皆様と共にどう発展させるかが私に課せられた大事な役目と考えている。」

 ついで組合員功労者顕彰に移り、青木義昇副理事長、後藤一夫専務理事(後藤製作所社長)、宮川勝平常務理事(三協社長)に関東経済産業局長表彰、平野矩式常務理事(ミハマ製作所社長)、牛窪啓詩理事(愛工舎社長)、加藤正博理事(谷沢菓機工業専務)に東京都中小企業団体中央会会長感謝状が贈呈され、被表彰者を代表して宮川常務理事が祝辞を述べた。

 来賓の関東経済産業局・反町明宏課長、東京都中小企業団体中央会・堀内忠専務理事、東京都菓子工業組合・松本俊男理事長、日本製パン製菓機械工業会・梶原徳二理事長が祝辞を述べたあと、後藤一夫専務理事が閉会を宣して、記念式典を締めくくった。<br>
 引き続き催された祝賀会は、田中慧一郎顧問(川島製作所社長)が開宴のあいさつのあと、佐藤保壽顧問(東京自動機相談役)の発声で乾杯、田中ひろ子さんのシャンソン、組合顧問・浅見喜三郎氏のマジック、関幸一氏(組合OB)の相撲甚句と東京下町生まれの組合らしい余興が続いた。増田文彦顧問(新日本機械工業名誉会長)の中締めのあと平野矩式常務理事が祝宴の幕を閉じた。

 同組合では創立60周年記念誌「継続と未来への挑戦」を発刊した。これには「組合60年のあゆみ」「組合員20社の紹介」などを収載、平野矩式編集委員長は「創立から60年分の歴史を俯瞰して、いろいろな出来事や組合員の方々を思い起こし、それを次の節目につなげるためのモニュメントづくり」としている。
 編集委員は浅見拓郎(アサミ、青年部長会会長)、清野秀昭(青年部会副会長)、市川茂(新日本機械工業、青年部会副会長)、佐藤勢津代(事務局)の各氏。記念誌のなかで飯田理事長は「継続と未来への挑戦」というタイトル名にふれて「会社も組合も、いかにこれからの時代に合わせて事業を継承していくかが大切」と書いている。

 昭和21年、統制物資の原材料を得るため、産業振興を旗印に日本糧食機工業協同組合が設立された。代表発起人は故田中太一氏(田中糧機製作所)。22年に東京糧食機工業協同組合に組織変更し、初代理事長に故川島義太郎氏(川島製作所)が就いた。26年上野松坂屋での東京菓子まつりで戦後初の実演展示を行い、29年からは全国菓子博覧会へ出展、その後東京国際見本市、ジャパンパック、東京パック、モバックショウ、国際食品工業展、中部パックなどに出品してきた。
 この間、組合活動として工場見学会という形での製造現場研修や講習会、情報交換、人材育成・福利厚生事業などの事業を継続してきた。

                                         
 
 お菓子NETWORK紙より
 都知事感謝状をいただきました
 東京都中小企業団体中央会創立50周年式典(平成18年2月1日,東京国際フォーラム)におきまして当組合および3名の理事がその功労にたいし感謝状をいただきました。

 東京都都知事感謝状
   東京糧食機工業協同組合

 東京都中小企業団体中央会会長感謝状
   青木義昇(副理事長)、後藤一夫(専務理事)、宮川勝平(常務理事)

 歴史ある当組合が今後とも業界の発展に寄与できますよう決意もあらたに一同頑張っていく所存でございます。